タイトル:ほ・ん・の・り 本多俊之&野⼒奏⼀
キャッチコピー: 豊饒なる⾳の響き
無⼈の歴史的⼤ホールにあってもほんのりと聴くものを包み込む
発売⽇:2024 年4⽉17⽇(⽔) 製品番号:PILJ-0017
価格:2750円(税込)
発売・販売元:株式会社ピットインミュージック
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配給:株式会社ディスクユニオン ディスクユニオン ミュージック ディストリビューション
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タイトル:ほ・ん・の・り
パーソナル:本多俊之(S&A-Sax) 野⼒奏⼀(Pf) ゲスト:本多尚美(Pf) 4.6.に参加
収録曲 作曲者 収録時間
- CC-Rex 本多俊之 04:15
- Crystal Silence Chick Corea(チック・コリア) 07:02
- Three Views of a Secret Jaco Pastorius (ジャコ・パストリアス) 05:31
- マルサの⼥ The Woman From Marusa 本多俊之 06:08
- Haru Overture 野⼒奏⼀ 05:09
- S.B.C. Magic 本多俊之 05:17
- Alfie Burt Bacharach (バート・バカラック) 05:58
- Beauty and the Beast Wayne Shorter (ウェイン・ショーター) 05:08
- ⾵町 Kazamachi 野⼒奏⼀ 05:16
- Danny Boy アイルランド⺠謡 03:29
プロデュース : 本多俊之&野⼒奏⼀ /共同プロデュース : 品川之朗(ピットイン ミュージック)
録⾳⽇時 : 2023 年10 ⽉17 ⽇(⽕)18 ⽇(⽔) /録⾳会場 : 東京・新宿⽂化センター⼤ホール
録⾳エンジニア : 菊地昭紀 (ピットイン ミュージック)
作品案内 中原 仁⽒のライナーノートから抜粋
新宿ピットインから徒歩圏内、2015 年12 ⽉のピットイン開店50 周年記念「新宿ジャズ・フェス
ティヴァル」の会場にもなり、様々な形でピットインとコラボしてきた新宿⽂化センター⼤ホール
が、新宿⽂化センター全館の改修⼯事のため2023 年11 ⽉から2025 年9 ⽉(予定)まで⻑期休館
となった。休館⽬前の2023 年10 ⽉中旬の2 ⽇間、本多俊之と野⼒奏⼀が⼤ホールのステージで、
無観客によるデュオ・レコーディングを⾏なった。ピットイン・レーベルのプロデューサーの、休
館前のホールの⾳場を残し遺産的な価値観も持ち合わせる作品にしたいとの想いから実現した企画。
本多俊之と野⼒奏⼀は同い年。初めて会ったのは19 歳の時だという。これまで2⼈は様々な形
で共演を続け、最近はデュオで新境地を開拓している。
僕も新宿⽂化センター⼤ホールの客席を独り占めして録⾳を聴かせてもらった。⼤きな⾳像、ナ
チュラルで包みこむようなホールの残響がとても⼼地よく、お互いを知り尽くした2⼈が⾳楽で交
わす、うたごころあふれる会話はとてもインティメイト。親近感とスケールの⼤きさを同時体験す
ることができた。『ほ・ん・の・り』というアルバム・タイトルが、この⾳楽を⾔い得ている。
曲⽬解説
- CC-Rex
本多俊之が「私にとって永遠のアイドル」と語る、チック・コリアにトリビュートしたオリジナル
曲。Rex はラテン語で「王者」 - Crystal Silence
チック・コリアが『リターン・トゥ・フォーエヴァー』(1972 年)で発表。「”⽔晶の静けさ”、時代
を象徴するタイトルも素晴らしいです」 - Three Views of a Secret
ジャコ・パストリアスの名曲。「この曲とビル・エバンス⽒の「ワルツ・フォー・デビー」は2 ⼤名
曲ワルツだと思います。両曲とも冒頭部分は1 ⼩節に⾳⼀つだけ、超シンプル、凄い!」 - マルサの⼥
伊丹⼗三監督の同名の映画(1987 年)のテーマ曲。この曲をはじめ本多が担当した⾳楽も話題とな
り、⽇本アカデミー賞で最優秀⾳楽賞を受賞した。ここでは本多尚美が参加。スタインウェイのフ
ルコン2台をフルに鳴らすゴージャスなセットとなった。 - Haru Overture
パソコン通信をテーマにした故森⽥芳光監督の映画『(ハル)』(1996 年)の序曲として野⼒奏⼀が
作曲。「今回はDUO で俊之くんが素晴らしいプレイをしてくれて、とてもドラマチックな仕上が
りになったと思います」 - S.B.C.Magic
全⾯協⼒を頂いた新宿⽂化センター(S.B.C)の思い出を曲に。「アレンジは野⼒奏⼀、彼の和声セ
ンスは本当に素晴らしい!メロディをさらに引き⽴ててくれます。この曲にも本多尚美が加わりま
す。⾃画⾃賛になりますが、どの公演でも⼼置きなく会⼼の演奏が出来ました。まさにS.B.C.の魔
法です」 - Alfie
バート・バカラック1966 年の名曲。「冒頭のメロディが出た瞬間からそのチャーミングさが堪りま
せん。サビの特徴的な⾳使いもバカラック⽒ならでは、ぐいぐい引き込まれていきます」 - Beauty and the Beast
ウェイン・ショーターが『Native Dancer』(1975 年)で発表した名曲。「彼独特の、情緒を刺激す
るようなウネウネ感満載のメロディと、ジャズファンクのリズムが⾒事に結びついた唯⼀無⼆な作
品です」 - ⾵町
森⽥芳光監督の映画『キッチン』(1989 年)の挿⼊曲として野⼒奏⼀が作曲した。「主⼈公2 ⼈の新
たな⾨出を祝うような曲、アレンジを変えて6/8 拍⼦で演奏しています。ちょっとファンキーにな
ったかな」 - Danny Boy
締めくくりは有名なアイルンド⺠謡。「コンサートの最後、余韻を残しつつのアンコール⾵演奏にな
りました」